市内から信濃川を挟んだ小高い位置にあるJR貯水池(土堰堤)。
電車を走らせるべく水力発電用に貯水しているこの池はカモ達の憩いの場になっていることもあり私は年に何度も見に行く。

2007/9/30日、池の水がすべて抜かれているところに通りがかった。
この池の水は発電施設に毎日定時刻に送られているので今までにも水の無い池を見る時もあったけど、これほどに空っぽになっているのも珍しい。記念に写真でも…と、単純に思って空地へと車を進ませた。

車を止め、池を見下ろせる淵まで歩いてみると池の上に建てられた施設の普段人の目に触れることのない建物の根元の部分があらわになっている。その根元部分に3人、人がしがみ付いているのを見つけた。

定期放水ではなくて、どうやら取水口の点検をしているようだ。何年も何べんも見てきた池だけど、この作業は初めて見た。考えてみれば、国道沿いにある池でも車から見える範囲は限られている。ましてや走行中なんだから過去に点検があっても車を止め、わざわざ覗き込まないと誰も気付きっこない。

珍しい様子を皆様も見て下さいませ。大きくて広い縁の下の力持ちさん達です。

2007/9/30   見事に水が抜かれている。
建物に付いて見える白い物は作業している人、3人見えます。

失礼と思いながら、望遠で寄らせてもらって(^^ゞ
しっかりと命綱を付けて、腰の袋には金づち等、道具が入っています。

半世紀の歳月は池に山砂を貯め貯水量を激減させてしまいました。
うず高く積もった山砂や泥は満水の状態での水面とほとんど変わらない様に見える。

ここは池の真ん中、カラスも貴重な体験中(*^▽^*)

そして、10月3日  いつも私が見る池の姿に戻っています。

この池の春は、周囲を桜に囲まれ静かな空気が流れてとても好きです。

縁の下の力持ちさん達のお陰で、JR山手線は稼働しているのです。
山手線をご利用の皆様、感謝感謝感謝を致しましょう。
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