第 2 回 大 地 の 芸 術 祭
・・越後妻有アートトリエンナーレ2003・・


《大地の芸術祭ってなに?》

住民と世界のアーティストが一緒に作り上げる、3年に1度の壮大なお祭り。
アートを手法に地域おこしを図るという、これまでに例のない取り組み。

新潟県知事が提唱した「ニューにいがた里創プラン」(以下、里創プラン)広域連携を機軸に
県と共に地域振興を目的に取り組むものです。
十日町圏域内・越後妻有の6市町村(十日町市・川西町・津南町・中里村・松代町・松之山町)
で展開する里創プランのプロジェクトはその名も「 越後妻有アートネックレス整備事業」。
これは 6市町村の魅力を数珠のように結びつけ、圏域全体の地域振興につなげていこうというもの。
このメイン事業が「大地の芸術祭」(以下、芸術祭)です。


《具体的にはどんなお祭りなの?》

十日町圏域762I を広大な美術館に見立てた世界最大の野外芸術展。
地形、風土といったこの地域の場所、自然に根ざした作品が展示されます。

第1回の 芸術祭では53日間の会期中に162,800人の方が足を運んでくれました。
来訪者は厳しい暑さにもかかわらず、地図を片手にまるで宝物探し感覚で、越後妻有の雄大で美しい
里山に点在した148作品(32カ国の作家)を鑑賞しました。
この時に作られた68作品は、今も鑑賞することができます。


《芸術祭の魅力は?》

空調・防犯が整う美術館では味わえない、自然の美しさや開放感も楽しめる
来訪者を癒す地域住民の人間的あたたかさと、さりげないおもてなし。


作品に触れることも、写真を撮ることもできる美術館はあまり耳にしたことがありません。
芸術祭出展作品の中には使うことでコンセプトが伝わる作品が多くあります。
また、作品制作にアーティストと一緒に取り組んだ地域住民が作品説明役をかって出たり
来訪者にお茶を振る舞うなど、人的な交流が新たな魅力となっています。


《第2回の芸術祭はどうなるの?》

会   期 】 2003年7月20日(日)〜 9月7日(日) の50日間
会   場 】 十日町圏域・越後妻有6市町村
出展作品数 】 約100作品(22カ国の作家が参加・前回の68作品は除く)


《第2回の見どころは?》

野外展示・ステージ・映像が3本柱

【 野外展示 】
前回と同様に、場所に根ざした作品設置が行われます。今回は、多くの作家が集落に自ら
溶け込む努力もあり、作家と地域住民が協働で作品制作に取り組んだ作品をふんだんに
鑑賞することができます。

【 ステージ 】
建築を専攻する学生、業界関係者注目の建築家が設計に関わる建築プロジェクト「ステージ」。
現在、十日町市・松代町・松之山町で建設中。このステージを拠点に交流・にぎわいの創出
地域文化の発信、自然体験学習の展開を進めます。

【 映  像 】
現代アートの主流になりつつある映像作品が芸術祭に新たに仲間入り。
作品は国内外から公募により募集し、約370作品がエントリー。来年行う1次審査を通過した
40〜50作品が、芸術祭会期中に開催される「短編ビデオフェスティバル」の中で上映されます。
上映場所はスクリーンがあって、静かで・・といった従来の鑑賞イメージを崩すような手法を考えています。


《地元ではお客様を迎える準備も着々と・・》

【 顧 客 面 】
作品鑑賞を中心にしながら越後妻有の魅力も絡めたモデルコースを設定し、芸術祭と観光をセットで楽しめるようなプランも企画中。
全国から美味しいと高い評価を受けているお米「コシヒカリ」や、そばを召し上がっていただくために、「食」の面も
強くアピールできるように考えています。

【 イベント】
7月から9月までは越後妻有 の各地で様々なお祭りが催されます。昼は作品鑑賞、夜は地域のイベントと
来訪者の遊び心をくすぐるような仕掛けをしていきます。

【 中心市街地 】
自然な里山を足でたどるメニューに加え、中心市街地での周遊も促進するようなこころみにも挑戦していきます。
人の流れを作品設置だけに頼らず、商店街が行う様々な取り組みが
芸術祭の呼び水になるものと期待しています。

【 共通バス 】
前回は購入日から5日間しかなかった有効期限を今回は会期中有効にする予定。
多くの皆様に何度も 越後妻有にお出でいただき、作品をくまなく鑑賞できるように配慮していく予定です。

 

・・・・・・・・・・連絡先・問い合わせ先・・・・・・・・・・

大地の芸術祭・花の道実行委員会事務局
(十日町地域広域事務組合 企画振興課内)
〒948-0036 新潟県十日町市大字北新田1番地10
TEL 0257-57-2637 FAX 0257-57-2285
Eメール info@echigo-tsumari.jp

URL http://www.echigo-tsumari.jp

東京事務局:アートフロントギャラリー
Eメール tsumari@artfront.co.jp
URL http://www.artfront.co.jp
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
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